
ハタチに写真を撮るということ。
- iwasetakahide
- 2024年4月2日
- 読了時間: 3分

こんにちは!
本日は成人の祝い写真について☺︎
15年くらい前、地元の写真館でアシスタントをしていた時は、年の初めに一年で一番忙しい日がすぐにやってきて、それが1月の成人の日でした。
今でも覚えていますが、ひっきりなしにやってくる華やかな成人たちの賑やかさに圧倒されながら、スタッフみんなでなんとか現場を回してお昼ご飯をかき込みながら対応していた事を思い出します。
最近では成人式の前撮り撮影が増えてきた事もあり、改めて成人を迎えることについてまとめてみました。

少し成人の歴史を振り返ってみると、奈良時代以降に元服という儀式があり、それが成人の由来だそうです。
男子は数え年で12〜16歳、女子は幅広くて11〜20歳までの間に髪型を変え服装を改め、幼名から新しい名前をつけたりしていたのだそう。
明治時代からは20歳が成人年齢となりましたが、2022年からは18歳に変わりましたね!
果たしてこれによりどんな影響があるのでしょうか⁇

一般的に家族写真を撮る機会としては、ウェディングフォト、結婚式、子供が生まれてからのお宮参り、七五三、誕生日、卒入学、それから成人といった感じでしょうか?
そう考えると、それまであった人生の通過儀礼としての節目の行事は成人式を境にほとんどなくなってしまいますね🤔
成人を迎えたあとに撮影する機会としては、ウェディングの前撮りや結婚式当日の写真でしょうか??
それからまた子供が生まれて上記のような繰り返しになると思うのですが、それまでは撮影のきっかけはほとんどなくなることになります。

一般的に記念写真は節目の時に撮るもの!というような常識になってしまっているかもしれませんが、そんなことはないですよー!と、是非お伝えしたい!
というのも、写真の価値を私が体感してしまったからというのもありますが、大人になるにつれ写真を撮る機会が減ってしまうのが事実。
成人を迎えたあとは家を離れて一人暮らしをすることもありますし、家族が揃って写真を撮ろうとは普通、思わないかもしれません。
仕事を始めればなかなか休みを合わせることも難しくなりますし、それよりも優先したいことも沢山あると思います。

それでも写真を撮りましょう!と伝え続けなければならないのは、私たちフォトグラファーの役目なのかもしれないですね。
家族写真を撮るということは、その時に家族が集合するということ。
家族が集まって一緒にご飯を食べながら話をすることの方が大切で、写真を撮ることはあくまでそのきっかけに過ぎないのかもしれないと考えたりもします。



そういう意味では、ハタチに写真を撮るということは、次にいつ家族が集まれるか分からない最後の写真撮影なのかもしれません。
そう考えると、成人で写真を撮ることはとても大事なことですね!
友達とグループで写真を撮ることもありますが、そのあとは是非、家族でも写真を撮るということを忘れて欲しくないなぁと思います。
改めてその事実をしっかり認識しながら、これからも写真を撮っていこうと思います。
最後までお読みいただき有難うございました☺︎
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